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2023年度第3回研修会 2月4日(日)栗原愼二先生 【60名予定】

第3回研修会案内
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ようこそ日本学校教育相談学会山形県支部へ

 日本学校教育相談学会山形県支部は、子どもたちが充実した学校生活を送るために、子どもを取り巻く人々や機関と協力して、子どもとの信頼関係を築き、それにもとづいて子どもたちを支援していく心と方法論を共に学ぶ場です。

 現在、山形県支部は約50名の会員で運営しております。子どもたち支援のため日夜、研鑽と実践を続けています。あなたが、子どもたちを支援する輪に加わって、ともに研鑽し、実践してくださることを心から歓迎します!


日本学校教育相談学会山形県支部 理事長挨拶

―ごあいさつ―

日本学校教育相談学会山形県支部
理事長 小林 知可志

コロナ対策によって、子ども達にも学習機会が失われるだけでなく、成長のための多くのものが失われていることを忘れてはなりません。学習は取り戻せても、時間や経験は取り返せません。特に、友達や教師との人間関係や学校行事などにおける楽しみ、悲しみ、悔しさなどの感情体験は成長には貴重なものです。このところ、つながれない・上手くかかわれない子ども達が目立ち、関わる力やストレスに弱くなっているという声があちこちで聞かれます。

子ども達は、リラックスできないと不適応症状を現します。いじめ、不登校等の増加が問題になっています。私達の関心と愛情を求めている子ども達の声に耳を傾け、子ども達の感情や不安な気持ちを受け止めることが求められています。このような状況の中で、人と人との信頼関係を深め、共感の姿勢を大切にした学校教育相談への期待はますます高まるばかりです。

山形県支部では、「学校教育相談の実践を通して、研究・研修等を行い、会員相互の資質の向上と、学校教育相談の普及・充実を図る」ことを目標にして活動しています。

本学会(山形県支部)には、3つの「特徴」があります。

一つ目は、実践主義であることです。実践を通して、研修・研究を進め、会員同士の資質向上を図ります。特に学校教育にこだわり、教師、スクールカウンセラーをはじめ、学校に関わる全ての皆様に開かれた組織でもあります。

二つ目の特徴は、「個人」「集団」「組織」の観点から教育相談を考えています。例えば、いじめの問題を考える場合。いじめの被害者や加害者に対する指導支援をすることはもちろんですが、いじめが起きる集団や組織の中には、不満や否定的な感情が渦巻いているものです。その否定的な感情を改善することなしに、個人のケアに努めることは、モグラたたきになりかねません。ですから、いじめや不登校や問題行動を考える場合、個人を考えると同時に、人間関係や学級経営という観点からも考えます。もちろん、その方向性は、予防的・開発的な教育相談を目指しています。

三つ目の特徴は、質の高い実践をするためには、研修を大事にしていることです。 それは、自己理解・他者理解により、感受性を鍛えることが必要だからです。また、実践と研究をつなぐためにも研修が大切です。

何よりも、私たちの目指すのは、子ども達が充実した学校生活を送り、健やかに成長することです。そのために、私たち自身も学び、成長していかなければなりません。子ども達を支援するために、一緒に学び、実践していて行きたいと思っています。私達には、何よりも、学ぶ仲間がいることが、かけがえのない宝となっています。

教育相談に興味を持ち、勉強してみたい、子ども達の支援の方法を学びたいと思っている方は、お気軽に、山形県支部(事務局)にお問い合わせください。

また、子ども達についての悩みや先生方自身の悩みなどについてもお問い合わせいただければ支援いたします。


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